(佐)ユリノキの葉っぱが、もうあと数十枚しか枝にぶら下がっておらず、全部落ち葉になったら素っ裸の木になるね。
(畑)見事ですよね。潔いというか、脱ぎっぷりがいいというか。
(佐)おい、おい。ストリップ劇場じゃあないんだからね、その表現は良くないね。
(畑)素っ裸、というのも感心できませんね。でも、見てください。真っ青な冬空に、葉っぱを落とした梢が手を広げている様は、何か神々しく見えませんか?
(佐)先ほどとは、真反対の表現になったね。でも、ほんとにそうだ!
我々も、かくあるべきだなあ。一人でこの世に何も持たずに生まれて、一人で何も持てずに死んでしまうんだから・・・・そろそろ、断捨離しなくては。
(畑)妙に、仏さまがかってきましたが、大丈夫ですか?まあ、いいか。あと今年も一か月!お互いに、仲良くけんかせずに、いい年の瀬を迎えましょうよ。
(佐)君の方こそ、良く僕にけんか吹っ掛けるくせに、妙に慈愛に満ちて来たねえ。
(佐)(畑)皆さん、ほんとに、年の瀬、事故、ケガ、病気には気を付けてお過ごしくださいね。良い年の瀬をおむかえください。